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2019年09月04日

実施設計段階でのコスト管理

プロジェクト設計の第3段階は「実施設計」です。ここでしっかりと予算をまとめていく方法をご説明します。

(3)実施設計

実施設計は、基本設計の内容をもとに実際の工事をおこなうための実施詳細図の作成を進め、実施設計図書にまとめる段階です。この実施設計図書は施工者が設計内容を的確に読み取れるよう、また工事費を正確に算定する積算ができるように、さらには後期の算定・施工図の作成に役立つように作りこむ必要があります。

川上である企画、基本計画、基本設計の各段階で、すでに工事費の大部分が決まっているため、実施設計では、コスト管理の観点からは、そこまで手間をかけずとも予算内に収まった、という状態になるのが理想です。

ただ実際は、実施設計段階で大幅に予算を超過しているといったプロジェクトも多く見受けられるのが実情です。その場合は、VE(バリューエンジニアリング)等を通じて代替案を検討したり、仕様の見直しを行い、コストを目標予算内に収めるような調整が必要となります。

予算内に収めるための措置として、安易に資材などの実勢掛率(値引率)を調整したり、という対応がとられる場合もありますが、本来的には、設計内容あるいは予算総額を見直すということが必要です。机上の空論で予算内に収めたとしても、ゼネコンが落札可能な金額でなければ、結局はそのプロジェクトは頓挫するということになってしまいます。

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